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『「おバカ大国」オーストラリア』は豪人に絶対読ませてはならない禁断の書【感想レビュー】

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Australia Day - Glenelg jetty jumping competition

オーストラリア人ってどんな人と聞かれれば陽気で大柄な人々を想像される方は多いでしょう。

 

実際他の国と比べてイメージ通りの人が多い印象を受けます。

 ただ、オーストラリア人と一口に言っても人口の1/4は移民

そもそもオーストラリア人というくくりでこの国に住んでいる人を見ること自体が本当はナンセンスなのかもしれませんが。

 

とはいえ、オーストラリアに住む以上はオーストラリア人がどんな人たちなのか知りたいもの。

 

以前、過去の記事で『オーストラリアでうまくやる法』をお伝えしました。

 

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ただ、一冊の本と短い滞在期間では見えてこない部分もあります。

そこで私は新たに『「おバカ大国」オーストラリア』という本を読んでみました。

 

 今日は『「おバカ大国」オーストラリア』についての感想をお伝えします。

目次

「おバカ大国」オーストラリアとは

筆者はシドニーに在住。

現在、日本経済新聞シドニー支局現地記者であり、ニューサウスウェールズ州治安判事、オーストラリア全国調停人協会認定調停人、 英国仲裁人協会会員。

 

本書の商品紹介↓↓

車が暴走するデコボコ道路を裸足で闊歩。泥酔して暴れ、ルーズで浪費好き、それがオーストラリア国民、オージー。粗野でマイペースな彼らは、国際的に「おバカ」とも揶揄される。

 

しかしOECD調査の幸福度では4年連続「世界1位」。

 

相容れない「おバカ」と「幸福」が同居するのはなぜか? 在住18年の著者が、実体験とデータから秘密を探る。

 

領土問題やTPPなど、国際的課題を抱える「賢い」日本。

 

今こそ愛すべき「おバカ」大国から学べ!

この本のテーマ

日本人の対極とも言えるほどとにかくお気楽なオージーを見習って幸せになろうよってのがこの本で筆者が言いたいことです。

 

本に書かれているエピソードの数々は本当なのかよと思えるものばかりですが、シドニー滞在歴18年の筆者が実体験と様々なデータを元に解説しています。

私の感想 絶対オーストリア人に読ませてはいけない

前述した商品紹介にもある通り、ちょっと目を疑うようなことがいくつか書かれています。

 

若者のドラッグ事情、労働を嫌う、後先考えずに浪費するなど

 

そのなかで一際目を引いたのがオージーの価値観の中心は「強さ」にあるというところです。

 

これ自体は決して気を悪くするところではありません。

実際街を歩いていると体格の良いオージーを数多く目にします。

しかし、筆者曰くオーストラリア人にとって強さは絶対。

 

ゆえに体力の落ちた高齢者の方はオージーの価値観では弱いものだそうです。

 

なので、オージーは高齢者に優しくないそうです。

 

正直にわかには信じ難いのです。

この本にはこれと似たようなともすれば偏見ともとれるようなことがかなり書いてあります。

 

私が知る限りもっともオージーに見せてはならない本がこの本です。

 

世界のどこかにはこの本のように日本を書いている本もあるのかなと変な邪推をしてしまいました。(逆にあれば見てみたい)

 

正直この本に書かれていることを全て鵜呑みにしないで欲しいです。

 

現地滞在歴1ヶ月半の私と18年の筆者では経験が違います。

 

でも、どこの国もそうですが、自分と合う・合わない人は一定数います。

なので、全てのオーストラリア人をこの本で言うところの「おバカ」に当てはめないで欲しいというのが私の感想です。

関心を持ったポイント

では、全ての話がネガティブな内容で、読む価値がないかと言ったらそうではありません。

 

いくつかはなるほどと思わせる部分もありました。

それらのいくつかをご紹介します。

英語圏国家に世界は牛耳られている

筆者曰く、世界を学校の1クラスに例えると以下のような構造になるそうです。

 

学級委員長:アメリカ

学級副委員長:イギリス

上記2者のとりまき:カナダ、オーストラリア、ニュージーランド

ガリ勉オタク:日本、韓国

警戒されている異端児:ドイツ、日本

 

現在世界は英語圏を中心に回っている。

 

なので、彼ら(アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)のネットワーク上に重要な情報が集まっていると筆者は述べています。

そして、彼らにとって都合が良いかどうかでその情報が伝えられるか決まると。

 

そして、そんなクラスの中で端っこで常に勉強しているのが日本と韓国。

この両者は言葉も通じないため基本はクラスの中心人物にはなれない。

 

しかし、知識と勤勉性はあるので、時に重宝される位置づけだそうです。

 

正直ここはかなり言い得て妙です。

 

また、ドイツと日本はかつてクラスを大混乱に陥れたため、警戒されている面があるとの例えもなるほどと思わされて関心を惹かされました。

この考え方を使って世界の勢力図、縮図を考えるとコンパクトに世界を捉えることが出来ます。

 

ちなみにですが、ここでも筆者はオーストラリアに対して皮肉を言っています(笑)

 

曰く、オーストラリアは中心人物のアメリカとイギリスと仲が良いためかなり偉そうに横暴な態度で振舞うと。

 

さすがにこの態度には学級委員長のアメリカも頭を悩ませていると筆者は表現しています。

オーストラリアの労働賃金事情

オーストラリアの労働賃金はとにかく高いです。

日本の最低賃金910円に対して、2016年時点でオーストラリアは1400円です。

 

日本がここ20年近く給料の上昇が停滞してデフレ化している状況であるのに対して、オーストラリアは資源国なので、経済が停滞することもなく健全な成長を続けています。

 

しかし、経済の成長と共に賃金が上昇したわけではないことを筆者は述べています。

 

曰く、理由は二つあり、一つはオージーが働きたがらないこと。

もう一つはかつての労働組合の交渉時に雇用側が交渉をめんどくさがって労働者側の要求をのんだことに原因があるそうです。

 

散々この本で書かれているのですが、オージーは働きたがりません。

 

そのため、オーストラリアでは土曜、日曜、祝日となるに連れて最低賃金が上昇していきます。

 

そうでもしないと働いてくれないという実態があるそうです(結果として、出稼ぎにきている労働者が働くためオージー自体はあまり働かないそうですが)。

 

過去の記事でもお話した通り、私の職場は土曜、日曜、祝日となるに連れて時給が上昇します。

 

shinumadeno.hatenablog.jp

 

 しかし、実際それらの日に働いているオージーはほとんどいません。

 

それだけ彼らにとって休日に働くという選択肢はないのでしょう。

オージーが働きたがらないのは有益な話です(真実はさておき)

 

ただ、先に触れたかつての労使交渉も賃金上昇の背景にあるとは驚きでした。

 

経済成長と共に賃金上昇したのかと思っていましたが、それだけではないとは意外でした。

 

かつての労使交渉で労働者側からの要求を飲みすぎたため、オーストラリアの企業は賃金だけでなく福利厚生もかなり充実しているそうです。

 

また、一度認めてしまったため企業側も福利厚生などを変更できず困っているそうです。

そのため、オーストラリアの新興企業は古参企業ほど待遇の良い福利厚生を提示出来ないことが悩みの種だそうです。

 

かつてめんどくさがって適当に労使交渉したつけが今になってきている滑稽さを筆者は指摘していました。

まとめ

正直あまり良い気分がしない書き方もいくつかあります。

 

実際、Amazonのレビューを見ていると現実とは異なるとして低いレビューをしている方もいらっしゃいます。

 

しかし、この本の筆者さんが感じたようにオージーをネガティブに捉える方が他にもおられるであろうこともまた事実。

 

この本に書かれていることが真実なのかいなかを現地滞在の中で探っていきます。

 

今後のオーストラリア滞在生活の中で、この本に書かれていない様々なオーストラリアの側面を私自身の目で確かめていきます。

 

それでは、さようなら!

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