死ぬまで生きる問題

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オーストラリア人に詳しくなりたい人『オーストラリアでうまくやる法』【感想レビュー】

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Sydney Opera House at night Close up HDR Sydney Australia

海外に行くとその国の地元民との交流は一つの楽しみです。

 

ただ交流するすべての人が自分と相性が良いとは限りません。

 

また、旅行の中の一時的な関係ではなく、長期滞在時の持続的な人間関係に悩む人は多いでしょう。

特に私たち日本人は他国の人と生活を共にする機会に慣れていないので、戸惑うことが多いです。

 

 私もここオーストラリアにきて、オーストラリア人って一体どんな人達なのだろうかと迷いを含みながら考えるようになりました。

 

その迷いを少しでも解消するために書店に行って、オーストラリア人について書かれた本をいくつか読みました。

 

そこで今日は『オーストラリアでうまくやる法』という本から学んだオーストラリア人との接し方についてお話しします。

 

 目次

『オーストラリアでうまくやる法』とは

オーストラリア人の性質や扱い方について25章にわけて紹介してる本。

1章は短いページで(だいたい3、4ページ)書かれています。

 

ところどころにイラストもついている。

 

具体的な内容はオーストラリア人に質問はよせ、目立つな、批判は禁物、褒めるのも考えもの、結論はだすな、などオーストラリアでの処世術について書かれています。

本の全体的な感想と印象

基本的には他国の人とオーストラリア人の性質を比較して、「オーストラリア人とはこんな人たちだから、日本人の我々はこう対応しよう」ということが書かれています。

 

統計に基づいた数字は使われておらず、登場する各国の人のイメージはほとんどが典型的な(抽象的な)もので語られています。

 

オーストラリア人との出来事は筆者の実体験に基づいて語られているだけなので、How to本をイメージしていると想像と違って拍子抜けします。

 

どちらかというとエッセイのような本です。

気になった章と感想

ここからは全25章の内の私が気になった章をいくつかピックアップしてお伝えします。

批判は禁物

私の勝手なイメージだと英語圏、西洋圏の方は議論好き。

 

そのため批判もいとわないという印象があります。

しかし、この本によるとどうやら違うそうです。

 

ヨーロッパの他の国々でもそうだが、時にドイツでは批判しなければ馬鹿だと思われる。だが、オーストラリアでは批判してはいけない。

 

フランス人に至っては馬鹿にするどころの騒ぎではないようです。

 

フランスでは他人の間違いを軽くたしなめるなんてことはありえない。中途半端な批判しかできない人は二級の人物とみなすのである。とにかく批判の対象になるようなことをするやつは殺してやると誓いをたてるのである。

 

率直に怖いですね。

 

実際にここまで過激なのかはおいてといて、西洋人はとにかく批判する性質のようです。

 

ところが、オーストラリア人は西洋諸国とは異なるようです。

 

オーストラリアではそんなことをしてはいけない。批判をする時は次の二つを覚悟すること。

一.批判をしたら、許してもらうのに何年もかかる。

二.批判をしたら。二度と便りはもらえない。

 

なぜ、批判をしたらこんなことになるのか。

理由はオーストラリア人にとって批判は侮辱と同等の行為にあたるからです。

 

なので、事前に批判の意図を伝えておかないと大変なことになるようです。

 

西洋諸国では批判が当然の分、受け入れ体制があるので反応が返ってくるのです。

 しかし、オーストラリア人にとっては批判されることが前提にないため、そんなことをしようものなら侮辱行為とみなされるのです。

 

英語・西洋圏の人たちは議論好きだと思って、批判などしようものなら大変なことになりかねませんのでみなさんお気をつけください。

ローキー気質

ローキーとはだれもが認めるあなたの才能を、ずっと劣っているようにみせることです。

 

オーストラリアではこのローキー気質が美徳とされるようです。

 

不器用さ、間抜けさ、学の無さなども、無理をして疲労しなければいけないそうです。 

また、服装に関してもあえて不似合いな服を着るそうです。

 

実はこの行為は決して控えめという意味はないそうです。

 

では、なぜこんなことするのか。

理由は相手に自慢話をさせないためだそうです。

 

俺は自慢なんてしないんだから、お前もするなよというのがローキー気質の隠れた本質なのです。

 

ですので、英会話するときは自信をもっていこうと思って自慢話なんて披露しようものなら大変なことになりますので、ご注意ください。

目立つ服装はだめ

この章は前述した章と繋がってくる面があります。

そのため、オージーがなぜ目立つ服装を避けるのか既におわかりでしょう。

ローキー気質が美徳とされるオーストラリア人にとって着飾った服装はタブー。 

 

ここで私が気になったのは西洋人の異常なまでの服装へのこだわりの方です。

 

以下のようないくつかの性質が語られています。 

外国では服装で生まれが分かる。オーストラリアでは服装で、生まれや育ちを隠す。

 

ヨーロッパでは金持ちというものは死んでもみすぼらしい身なりを他人に見せはしない。上品華麗は彼らの妄執なのだ。

 

所有している物、身に備わっているものがその人のすべてであるとする考え方を大方のヨーロッパ人は持っている。

 

西洋人にルーツを持つオーストラリア人がこの性質を引き継いでいない理由は明確に描かれていません。

 

おそらくオーストラリアにわたってきた先祖たちが役人か罪人しかいなかったことが影響しているのかもしれません。

 

街を歩いているオーストラリア人をみるととにかく服装がラフです。

短パン、Tシャツ、サンダルという姿で歩いている人をよくみかける。

 

もしかしたら、先祖たちが服装で自分の身分・出生を隠していたことが現代のオーストラリア人の慣習に影響を与えたのかもしれない。

だんまり戦術

最後はオーストラリア人との具体的なやりとりについて紹介されています。

 

 オーストラリアでは平和共存を最も邪魔するのは、はっきりとした意見を持つ連中で、いろいろな事実にもとづく主張や説明は危険すぎるし、また自分の主張を曲げない人は問題を起こすおそれがあるから自重すべきだと考えられてきた。

 

会話では口べたをよそおい遠回しに抽象的な話し方をするのがよい。

 

事実の裏づけさえしなければ何を言ってもよい。ヨーロッパ式の話し方は具体的で事実にもとづきすぎているため、オーストラリア人の感覚にはあわない。

 

これらの嘘のようなホントの話をふまえたオーストリアでの処世術は下記の通り。

 

オーストラリア人と共通の話題を持たないこと。

 

映画や本、果ては馬券の話まで。仮に自分が知っていたり、相手よりも幸運な状態だったらとにかく知らぬ存ぜぬを決め込む必要があるそうです。

 

衝突せぬようにローキー気質で自分を偽れば話はスムーズに進むそうです。

まとめ

本で書かれた典型的なイメージで人を判断するのはよくないのかもしれませんが、参考にはなるでしょう。

 

私はこの本を読んで以降オージーと会話する時には、この本で書かれていることか事実かどうかを意識しながら会話をしています。

 

まだ付き合いが一か月の私ではその答えがみえません。

しかし、あながち間違いでもない気がしています。

 

とにかく陽気なのですが、あまり真面目な話をしたがらないというか、避けいているようにも感じます。

 

それは私がまだ警戒されているからか、英語力が低いからか。

はたまた、本当に陽気な人なのか、この本で書かれたことが本当なのか。

 

その答えをこれからのワーキングホリデー生活で探っていきます。

私なりの持論が出たらお伝えします。

 

それでは、さようなら!

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